よお!こっちは雨だったけど、こっちに着いたら晴れてて、雨降ってなくて「雨に降られましたか?」と聞かれたので「あれ、こっちも雨降ってたんですか?」と聞くと「朝は降ってましたね。警戒警報も出てたみたいなんですけど、もう晴れましたね。」こっちのホームに降りた時にはもう、今朝雨が降っていたとは思えないカラッとした晴天だったもんで、新幹線の戸棚にビニール傘忘れてきちまった。な!

 

ねえ!到着した駅でレンタサイクルを借りて、港のほうまで行ってみることにしたけど、どこの港にもだいたい広い公園があって棕櫚の木生えてない?実際に船で使っていた錨を台座の上に置いたモニュメントない?展望台が最上階にはいった観光ビルない?どこの港にも近くに海ない?

 

さて!船に乗ればどこまでいくのか、きっとお腹すくだろうからあらかじめたくさん食料を積んでおいたほうがいいだろう、いつ戻ってこれるかわからないならばどれくらいの食料を持っていくのか。一ヶ月後ならば、塩漬けにした肉、塩漬けにした魚、硬く焼かれたビスケット、レモン、ライム、酢漬けのキャベツ、水はすぐに腐るので樽詰めしたビール。一年後ならば、牛、鶏、豚を生きたまま連れてゆく。十年後ならば、甲板の一部に土を盛り畑を作って潮風に強い野菜を育て、木箱には柑橘類の成る木を植えておく、雨水を細かな砂利と炭で濾過して飲めるようにできたらいい。百年後ならば、船の上で次の世代の子供が生まれて育つ、病院と学校を建てたほうがいい。食料を積みすぎた船は重みに耐えきれず沈んで島になる。

 

おーい!卵割れちゃったよ!

机の上にどろりと広がる卵、腐ってない、まだ腐ってない。

百年後にまた読んでごらん、その時もまだ腐ってない卵。